このページで扱うルール
韓国麻雀にはローカルな違いがあります。このページは、韓麻道が採用するパラダイスシティ方式の韓麻について説明します。日本のリーチ麻雀とは、同じ136枚の牌を使いながら、役・翻・符・チー・フリテンなどの扱いが異なります。違いを先に一覧で見たい方は入門ガイドをご覧ください。
1. 牌の構成と王牌
使う牌は合計136枚です。萬子・筒子・索子は1〜9が各4枚で、それぞれ36枚。字牌は東南西北が各4枚の16枚と、白發中が各4枚の12枚です。花牌は使いません。
5萬・5筒・5索は4枚すべてが赤ドラです。3種類×4枚で、赤ドラは合計12枚。手の中にある赤ドラ1枚につき1点を加算します。
各プレイヤーへ13枚ずつ配牌し、王牌は8枚を残します。内訳は、表ドラ表示牌2枚、裏ドラ表示牌2枚、カン後に引く嶺上牌4枚です。通常のツモは王牌の直前まで行います。
2. ドラと裏ドラ
| 種類 | 表示 | 点数と条件 |
|---|---|---|
| ドラ | 開始時から表示牌2枚を公開 | 各表示牌の次の牌がドラ。1枚につき+1点 |
| 赤ドラ | 5萬・5筒・5索の全12枚 | 1枚につき+1点 |
| 裏ドラ | 表示牌2枚を伏せ、リーチ和了時に公開 | 各表示牌の次の牌が裏ドラ。1枚につき+1点 |
表示牌が3萬なら4萬がドラという「次牌方式」です。赤5が表ドラや裏ドラにも該当すれば、赤ドラとドラを両方加算します。同じドラを示す表示牌が2枚あれば、そのドラ牌1枚につき2点分です。
カンをしても表示牌は増えません。カンドラもカン裏もありません。裏ドラはリーチしてアガった場合だけ有効で、リーチしていないアガリでは公開も加算もしません。
3. アガり形
役の概念はありません。次のいずれかの形が完成すれば、手牌の内容にかかわらずアガれます。
| 形 | 条件 |
|---|---|
| 通常形 | 4メンツ(順子・刻子・槓子)と1雀頭 |
| 七対子 | 14枚すべてを7つの対子に分けられる形。同じ牌4枚は2つの対子として使える |
| 国士無双 | 幺九牌13種と、そのうち1種の重複1枚 |
七対子に点数ボーナスはありません。同じ牌4枚を含む七対子でも、通常の七対子と同じく基本点と該当する加算牌を数えます。4枚がドラなら4枚分を加算します。国士無双だけは20点固定で、リーチ・ドラ・赤ドラ・裏ドラを加えません。
4. 一局の構成とロンの優先
韓麻道の採用ルールは1局清算制です。1局ごとに点数を精算し、各局の終了後に次の局へ参加するかを選べます。上限局数はなく、局の区切りで途中離席できます。
複数人が同じ捨て牌へロンを宣言した場合は頭ハネです。放銃者から見て最も近い右隣のプレイヤーだけがアガります。複数人が同時にアガるダブロンやトリロンにはなりません。
5. ポンとカン
チーは禁止です。ポンは、他家の捨て牌と同じ牌を手牌に2枚持っていれば、上家・対面・下家の誰からでもできます。同じ牌にロンとポンがあればロンが優先されます。
カンは、手牌だけの同じ牌4枚を使う暗カン、ポン済みの刻子へ4枚目を加える加カン、手牌3枚と他家の捨て牌で作る大明カンの3種類です。1局で可能なカンは全プレイヤー合計4回まで。成立後は王牌にある嶺上牌から1枚を補充します。
他家が加カンを宣言したとき、その加カン牌でアガれる人はロンできます。これをチャンカンと呼びます。誰かのロンが成立すると加カンは取り消され、宣言者が放銃者になります。点数は通常のロンと同じで、チャンカン自体のボーナスはありません。暗カンと大明カンはチャンカンの対象外です。複数人がチャンカンできる場合も頭ハネを適用します。
打牌後に通常の山が0枚になる局最後の打牌には、ポンと大明カンができません。ロンは可能です。誰もロンせず、その牌が見送られれば荒牌流局になります。
6. リーチ(엎어)
リーチは門前のテンパイ状態で宣言でき、アガれば1人あたり2点を加算します。ただし、宣言後に自分の次のツモが残っていなければなりません。具体的には、宣言時の残りツモ枚数が参加人数以上の場合だけ宣言できます。
宣言後は手牌を変更できず、基本的にツモ切りです。例外は、ツモった牌が手牌にある暗刻の4枚目で、暗カンをしても待ち牌が変わらない場合です。この条件を満たす暗カンの後は嶺上牌をツモります。待ちを変える送りカン、リーチ中の加カンと大明カンはできません。
フリテンはありません。過去に自分が捨てた牌でも、テンパイしていればロンできます。リーチ者も他家の加カン牌でチャンカンできます。
7. 点数と支払い
| 項目 | 点数 | 支払い |
|---|---|---|
| ロン | 6点 | 放銃者が全額 |
| ツモ | 2点 | ほかの各プレイヤーが2点ずつ |
| リーチ | +2点 | 基本点へ加算 |
| ドラ・赤ドラ・裏ドラ | 各+1点/枚 | 該当枚数を加算 |
| 国士無双ロン | 20点固定 | 放銃者が全額 |
| 国士無双ツモ | 各他家20点固定 | 各他家が20点 |
通常の支払いは1人につき最大20点で、計算結果が20点を超えた分は切り捨てます。国士無双は加算なしの固定点です。具体的な計算手順と例は点数計算にまとめています。
8. 流局とチョンボ
通常ツモが尽きたら荒牌流局です。ノーテン罰符はなく、テンパイ・ノーテンによる点数移動はありません。九種九牌、四風連打、四家立直などの途中流局も採用しません。
ノーテンリーチは流局時の手牌公開で判定し、チョンボとして全員へ20点を支払います。山崩れもチョンボで、4人打ちでは20点払いですが、デジタル実装では発生しません。
出典
韓麻(ハンマ)は、韓国・仁川の統合型リゾート「パラダイスシティ」が2026年2月25日にカジノゲームとして導入した韓国式麻雀です。韓麻道の採用ルールは、同施設の公式発表(パラダイスシティ公式X @Paradisecity_J)で示されたルールをもとに、韓麻道向けに確定した仕様を掲載しています。
